雑木林を拓いてつくり上げた
理想の景色を暮らしの中に
Tさんが札幌から生まれ育った地元に戻ってきたのは6年前のこと。大雪山を望むロケーションに一軒家を建てることを目指し、賃貸マンションで暮らしながら土地探しをスタートしました。併せて、リプランを参考にしながら依頼先を検討していたところ、Tさんご夫妻の気持ちを捉えたのが芦野組でした。
「自然素材に包まれた芦野組の木の家は、景色に自然と溶け込むので理想的でした。土地探しのアドバイスも含め、芦野会長はとても親身になって話を聞いてくれました」と、その人柄も決め手となり、同社に新築を依頼。「大雪山が見えること」という土地の目的を明確にした上でじっくり探し続けたところ、約2年ほどで理想の場所を見つけることができました。
芦野組はいかにして山を望むかを核に、広大な敷地内の中で家を建てる位置を検討。幾度も相談と調整を重ねながら、まるで未開の地を拓くかのように、視界を遮る木々を間引きし、Tさんご夫妻と二人三脚で理想の景色をつくっていきました。
山々を眺め、土に触れ、
自然の中に溶け込む毎日
南東に広がる豊かな畑と大雪山。吹き抜けのあるリビングの開口から望むその景色は、まさにTさんご夫妻が求めたものです。
開けたリビング・ダイニングに対して、キッチンは奥さん希望の独立型。「家事動線の効率化を重視してプランをつくる方が多いと思うのですが、片付けが苦手な私には人目を気にせず料理ができる独立型がぴったり」と奥さん。大容量のパントリーや造作の作業台、庭と行き来ができる勝手口のあるキッチンは、使いやすく居心地のいい大切な居場所となりました。
2階の客間は旅館のような雰囲気を希望し、雪見障子と広縁付きのこだわりの和室に。そして奥さんの趣味部屋やTさんの書斎、新居の完成とともに誕生した子どもの部屋など、2階は個の時間を大切にした空間で構成されています。
木を植え、野菜を育て、土に触れて過ごす新居での日々。「冬は薪ストーブで暖をとり、夏は土いじり。家族3人、退屈知らずの毎日です」と、笑顔で話すTさんご一家でした。
私たちの希望は大雪山を眺めながら暮らすこと。自然になじむ新居を検討していたところ出会ったのが芦野組です。理想の土地を見つけた私たちのために、眺望を考えて雑木林を間引き、土地を整えるなど、景色づくりに力を注いでくれました。的確なアドバイスや希望に耳を傾けてくれる真摯な姿勢、そして自然素材に包まれた居心地のいい空間。芦野組に出会えたことで、理想の住まいが完成しました。(Tさん談)