階段の基礎知識・2 階段のかたち(種類)
階段には、かたちのパターンもいくつかあり、特徴が異なります。あなたの家や職場、学校などの階段は、どんなかたちをしていますか?
A:直階段
まっすぐに上り下りする階段のこと。住宅では高さ4メートル以下ごとに踊り場を設けなくてはいけません。
B:かね折れ階段
途中の踊り場で90°向きを変える階段。床面積が狭い場合は特に重宝される階段のかたちです。
C:回り階段
90°あるいは180°向きを変える際に、30°または45°に分割した三角形の段板(踏み板)を設けた階段です。円を描くように回って上り下りするのが特徴的です。
D:折り返し階段
踊り場で180°向きを変える階段のこと。踊り場があるため、比較的ラクに上り下りができるというメリットがあります。
E:らせん階段
らせん状に回りながら上り下りする階段のこと。平面的に最も少ない面積で設置ができます。中心にすべての段板(踏み板)を支える柱が必要なため、鉄骨製のものが多いのも特徴です。
こう見てみると、階段はさまざまな要素で構成されていて、家づくりのプランによっていろいろと選択肢があることが分かりますよね。この他にも、建物の構造や建築法規をクリアしてさえいれば、もっと自由な形状も可能です。この記事を参考に、素敵な階段のプランを専門家と一緒に考えてみてはいかがでしょうか?
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(文/Replan編集部)