定年退職後の永住地に選んだのは
慣れ親しんだ奥さんの故郷
定年退職までの長い間、道内各地で仕事に携わり、その都度その土地に用意された社宅で暮らしてきたUさんご夫妻。退職までの数年は「退職後はどこに住もうか」と話し合ってきました。引っ越しに慣れ、どこの土地のどんな場所や住まいでも生活スタイルを保つ暮らしができるようになっていた奥さんは「どんな場所でもいいよ」と言っていたそうです。
それぞれ故郷が違い、ご実家が残っているご夫妻にはさまざまな選択肢がありましたが、環境や条件を考え、住む人がいなくなった奥さんのご実家を解体し、家づくりをすることを決めました。はじめはどのように家づくりを進めたらいいのかわからず、住宅展示場などを巡りましたが、どの家を見ても、自分たちの暮らし方が想像できずに戸惑ったといいます。
そんな中、奥さんが図書館で借りたリプランで芦野組の美しい家が目に留まり、問い合わせたのがご夫妻の家づくりのスタートとなりました。
ゆったりとした二人暮らしを支える
自然素材を使った高機能住宅
ご実家の解体を見守り、家づくりが始まると大工さんの手際の良い仕事ぶりと家が建っていく様子を眺めるのがとても楽しかったと語る奥さん。住宅の仕様は、将来のことを考えて平屋造りを想定していましたが、ロケーションやご家族の様子から広いロフトが設けられた平屋風で十分なゆとりのある住まいが提案されました。
また大きな寝室をひとつ設けるのではなく、それぞれのプライベートルームを設け、通り抜けできるウォークスルークローゼットでつなぐ間取りにし、二人にとってちょうどいい距離感を保つ工夫もできました。
芦野組ならではの道南スギによる品格のある外観と、高い断熱性能に加え、ナラ無垢フローリングや珪藻土の塗り壁、屋根勾配を生かしたなだらかな板張りの天井が生活に彩りを加えます。
ご夫妻は、近くに住むお孫さんが遊びに来るたびに家のあちらこちらに小さなお菓子を隠しておくそう。「次はどこに隠しておこうか」と微笑ましく相談し、家の隅々まで楽しむ毎日です。
ずっと道内各地を転勤し、社宅暮らしの繰り返しでした。定年後の住まいをどうしようかと考えたとき、さまざまな選択肢があり、とても迷ったのですが、将来的なことや巣立った子どもたち、孫たちとの交流を考えて、家を建てることにしました。もともと妻の実家があったこの土地で家づくりを決め、芦野組と出会ってからはスムーズに話が進みました。普段は二人暮らしですが、孫たちもくつろげる家づくりができて、安心した日々を過ごせています。(Uさん談)