窓の外の景色を「ウチ」にという
コンセプトに共感し依頼

埼玉県出身のNさん。緑に囲まれた北海道らしい家に憧れていました。そんな中、コロナ渦で在宅時間が増えて、賃貸アパートでは生活音が階下に響くのがストレスとなり、家を建てることを決意。20〜30軒のモデルハウスや見学会を訪れる中で出会ったのが国木ハウスです。

外観は箱型ですっきりと。通りに面した側には大きな窓をつけずプライバシーを確保した
外観は箱型ですっきりと。通りに面した側には大きな窓をつけずプライバシーを確保した
カーポート兼玄関の天井は木調に。白のガルバリウム鋼板とのコントラストが映える
カーポート兼玄関の天井は木調に。白のガルバリウム鋼板とのコントラストが映える
段差を変えて並べた箱階段は子どもたちの格好の遊び場。透かし階段との組み合わせが軽やか
段差を変えて並べた箱階段は子どもたちの格好の遊び場。透かし階段との組み合わせが軽やか

「澤田さんが『家づくりでは、まず窓から見える景色や外とのつながりを考えるんです』と話してくれたのが、とても印象的で共感したんです。モデルハウスでも窓から緑が見えて、その風景に自分たちの家のイメージが重なりました」。利便性を考えると大自然の中の家は現実的ではありませんが、同社のコンセプトである「ウチとソト」をつなぐ家づくりならばと、Nさんご夫妻は納得したのです。

リビングは物を置かずにすっきりと。テレビ台は床から浮かせているので掃除がしやすい
リビングは物を置かずにすっきりと。テレビ台は床から浮かせているので掃除がしやすい
壁の端から端まである造作の吊り戸棚。収納は「物の住所」を決めることで片付けも楽に。キッチンはタカラスタンダード製。面材のカラーバリエーションが豊富でカスタマイズしやすい
壁の端から端まである造作の吊り戸棚。収納は「物の住所」を決めることで片付けも楽に。キッチンはタカラスタンダード製。面材のカラーバリエーションが豊富でカスタマイズしやすい

モデルハウスも参考にしながらつくり上げた新居は、木の優しい風合いが程よく生かされ、すっきりと洗練された空間です。きめ細かな設計により生活動線や収納などの使い勝手も抜群で、見た目の美しさと機能性が心地よく調和しています。

庭にはナンテンやアオダオ、モミジなどを植樹。いずれはコートテラスを彩る緑の景色になる
庭にはナンテンやアオダオ、モミジなどを植樹。いずれはコートテラスを彩る緑の景色になる

家族が家の中で楽しく
快適に過ごす工夫があちこちに

センス良くまとめた室内には遊び心が光り、中でも階段スペースは子どもたちに大人気。アスレチックのような階段や外を眺められる踊り場を、子どもならではの斬新なアイデアで「遊び場」にしているようです。

造作の洗面台にはお気に入りのタイルを張り、上部に設けた採光窓で明るさも確保している
造作の洗面台にはお気に入りのタイルを張り、上部に設けた採光窓で明るさも確保している
階段部分は大小ふたつの窓からの光で明るく、すっきり抜け感のあるスペースとなった
階段部分は大小ふたつの窓からの光で明るく、すっきり抜け感のあるスペースとなった

またご夫妻は2人とも在宅勤務中心。2階にはNさん用のワークスペースも設けました。外の景色や家族の気配を感じるオープンスタイルは、ストレスなく仕事ができる空間です。奥さんの仕事場は広いダイニングテーブル。たっぷりの壁面収納には仕事に必要なパソコンや資料を丸ごとしまい込み、普段はすっきり。お互いが程よい距離感を保ちながら働ける間取りです。

在宅勤務となったNさんのワークスペース。上部や背面には仕事の資料などを収納する棚を造作
在宅勤務となったNさんのワークスペース。上部や背面には仕事の資料などを収納する棚を造作
子どもたちが自身で管理・整頓できるよう、子ども部屋にもウォークインクローゼットを設けた
子どもたちが自身で管理・整頓できるよう、子ども部屋にもウォークインクローゼットを設けた

スタイリッシュなキッチンは、壁面の5mにも及ぶ長い吊り戸棚が圧巻です。木の扉にすることで圧迫感もなく、空間のアクセントになっています。「自然に包まれた環境ではありませんが、窓の外には緑があり、家の中も木の風合いを感じられます。在宅時間が増えたからこそ、家が楽しく快適なことに今まで以上にありがたみを感じます」と、Nさんは語ってくれました。

コートテラスはメンテナンスしやすい石タイル。夏には水遊びやBBQで大活躍
コートテラスはメンテナンスしやすい石タイル。夏には水遊びやBBQで大活躍

「シンプルが一番。でも殺風景にはしたくない」というのが、私たちの希望でした。澤田さんの設計には、細やかなこだわりがあり、そのあたりのバランスが絶妙。デザインだけでなく使い勝手も抜群で、以前よりも家にいる時間が快適になり、苦痛だった家事も自然と楽しめるようになりました。子どもたちが家でいろんな「遊び方の発見」をして、のびのびと動き回るようになったことも大きな喜びです。8歳、3歳というヤンチャざかりのタイミングでこの家に住むことができて、本当によかったです。(Nさん談)