共働き夫婦の生活を支える
マルチアクセスの回遊動線
お子さんの活動量が増え、同僚など同世代も家を構え始めたことから、自然と家づくりを意識するようになったTさんご夫妻。奥さんが生まれ育ち、慣れ親しんだ土地を引き継いでの家づくりが始まりました。
それまでのマンションでの暮らしでは叶わなかった「一軒家ならではのことを実現させたい」という思いがお二人にはあり、開放感や自然な素材が感じられる住まいが理想でした。新居は、薪ストーブのある土間エリアと大きな窓、開放感のある吹き抜けリビング、スケルトン仕様の階段など、お二人の希望がベストな形で具現化されています。
共働きのお二人にとって家事・生活動線が良いことも外せない条件。キッチンや階段を中心にぐるりと周回できる2つの回遊動線は魅力的な提案だったといいます。担当者とのこまめなやりとりでつくり上げたキッチンスペースは、死角となる部分にダストボックススペースや、家族の情報を一元管理する壁一面を利用したマグネットボードなど、機能的なバックヤードになっています。
ナチュラルなイメージを大切に
開放感のある住まいを実現
アウトドアや旅行を楽しんできたお二人にとって、暮らしの中で開放感を得ることも重要なポイントでした。リビングとテラスは、大きな窓を設えた土間スペースでつながります。広々とした土間には、炎のゆらぎを楽しめるヨツールの薪ストーブ。炉壁を兼ねた札幌軟石の壁は、リビングの一面と一体となり本物の質感が楽しめるアクセントウォールとなっています。
天井高約6mの吹き抜けを見上げると、針葉樹合板で仕上げたラフな雰囲気の天井と現しの梁。スケルトン階段の手すりや柱も同素材で仕上げ、統一感のある空間を演出しています。2階ホールもアイアンのオープンな手すりのみで開放的な1階空間とつなぐことで、面積以上の広がりをもたらしてくれます。
この冬は薪ストーブの炎を見ながら、ソファでゆったりとオリンピックを観戦したそう。春には大開口の窓を開けテラスを利用したグランピングを楽しむ予定です。季節ごとの楽しみを満喫できる住まいが完成しました。
土地は決まっていたので、土間や薪ストーブなど、住まいについての希望だけを伝えて、いくつかの会社にプランを出してもらいました。その中で一番目を引いたのが、もとの家屋とは玄関の配置などがまったく違う大胆なプランを提案してくれたアシスト企画です。実家の土地を引き継ぐのに必要な手続きなどを含め、担当の方が些細な相談にすぐに対応してくれたので、安心してお任せすることができました。(奥さん談)
札幌市・Tさん宅 スライドムービー
\2023/1/25発売!「北海道の工務店と建てる。」2023年版/
家づくりを始める際に重要となるのがパートナー選び。自分に合ったパートナーにたどり着くためには、まず、どのような選択肢があるかを知ることが重要です。
大きな住宅展示場にモデルハウスを持ち、多数のメディアで大々的に広告している大手ハウスメーカーに比べ、地域の「工務店」は、興味はあってもなかなかその実情を把握しにくいのが現状です。
そこで今回は、それぞれに特徴や強みの異なる工務店との家づくりをご紹介。工務店をパートナーに選んで建てた実例と住まい手の声を通じ、その魅力を紐解きます。
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