大パノラマを眺望する大きな窓と
回遊動線を備えた大空間LDK
三沢市の郊外に建つTさん宅。「リビングを広く、というのが一番の希望でした」とご夫妻は語ります。
その要望どおり、玄関ホールや小上がりの畳スペースがシームレスにつながる1階LDKは、約34帖ものゆったりとした大空間。リビングの南面には特注ガラスによる大開口が設けられており、窓の外には庭の芝生、その先には壮大な畑が広がります。「この魅力的なランドスケープを活かす設計を心がけました」とワック アーキテクツの和田 隆さん。奥さんも「窓からの四季折々の眺めに心が癒やされています」と微笑みます。
回遊性を取り入れた間取りは同社の得意とするところ。1階には階段、キッチン、水まわりを中心に3つの回遊動線が設けられ、ストレスのない暮らしを叶えています。また、「生活感を出したくない」という奥さんのリクエストに応え、隠す収納を多用しているのもポイント。「いつでもすっきりとした室内を保てるので、不意にお客さんがいらしても安心です」。
シンプルな美をデザインで追求
高性能で快適に暮らせる家
ワック アーキテクツのモットーは、「つくりすぎず、シンプルに」。Tさん宅も、窓や建具、幅木などの細かな納まりに配慮し、効果的に木を用いながら、シンプルで温もりに満ちた空間美を追求しています。
充填+付加のダブル断熱と全面トリプルガラスにより、省エネ基準を大きく上回る住宅性能を実現。薪ストーブに加え、ヒートポンプ式温水暖房システムを採用し、脱衣室にパネルヒーターを1台設置するほか、玄関の土間下や建物の外周部分の床下に温水配管を這わせて暖める方法を導入しています。さらに、南面の大開口に深く軒を張り出させることで、冬は家の奥まで明るさと暖かさを取り込み、夏は日射を遮るよう、巧みにコントロール。「冬も夏も空気感が心地よく快適です」とご夫妻も大満足のご様子です。
寒冷地ならではの高い断熱性能と快適性に、暮らす人の想いを叶える機能とデザインをプラス。まさにワック アーキテクツのこだわりが生きた住まいが完成しました。
家づくりのきっかけは、いずれ巣立っていく子どもたちに「実家」をつくってあげたいと思ったこと。ワック アーキテクツには土地も探していただき、私たちの要望を十二分にくみ取って想像以上に素敵な家を建てていただきました。本当に感謝しています。今は芝生を育てたり、テーブルをリメイクしたりと、夫婦で家のことに手をかけている時間が何よりの楽しみです。(Tさん談)