1984年に長野県で創業した薪ストーブ会社、株式会社dld。現在は全国9ヵ所に営業所兼ショールームを構え、薪ストーブの輸入、販売、施工、アフターサービスなどを行っています。そんな同社の山形ショールームは、貴重な薪ストーブの実演をはじめ、火のある暮らしを楽しむためのアイテム&アイデアが満載です。

「環境先進県」山形の
薪ストーブライフを全面サポート

山形市の市街地にある「dld山形ショールーム」は、dldの中で最も新しいショールームで、2018年にオープンしました。「仙台営業所に勤務していた際に山形のお客様も担当していたのですが、山形は人口の割に薪ストーブユーザーが多かったことから、ショールームを開設することになりました」と振り返るのは、同社営業部の佐藤伸之さんです。山形県は再生可能エネルギー設備等の導入に関する補助金事業を推進しており、県を挙げて薪ストーブの設置を応援していることも大きな後押しになったといいます。

山形市の通称「西バイパス」と呼ばれる県道51号沿いに立つ。建物から伸びる煙突が目印
通称「西バイパス」と呼ばれる県道51号沿いに立つdld山形ショールーム。建物から伸びる煙突が目印

「『火のある暮らしを楽しもう』を合言葉に、安心・安全なプランニングや設置工事はもちろんのこと、薪の供給からメンテナンスまで、薪ストーブライフのサポート体制をしっかりと確立しているのが当社の強みです」と胸を張る佐藤さん。長く快適に楽しんでもらえるよう、使い方に関する技術的なアドバイスも積極的に行っているそうです。

打ち合わせテーブルでは、薪ストーブで沸かしたコーヒーをいただきながらゆっくりと打ち合わせができる
打ち合わせテーブルでは、薪ストーブで沸かしたコーヒーをいただきながらゆっくりと相談に乗ってもらえる
「dld 山形ショールーム」を統べる佐藤伸之さん。新設はもちろん、長く使ったストーブの交換なども県内全域で対応

実演機で「火のある暮らし」を
リアルに体感

薪ストーブ輸入販売会社エープラスの正規ディーラーとして「IRON DOG(アイアンドッグ)」、「HWAM(ワム)」の、性能とデザインを兼ね備えた2ブランドの薪ストーブを主に取り扱うdld。この山形ショールームでも、実演機を含めアイアンドッグのシリーズを7台、ワムのシリーズを4台展示しています。

センターポジションに配置されたIRON DOG「N⁰07」を囲むように、薪ストーブが展示されている
たくさんの薪ストーブが並ぶdld山形ショールーム。センターポジションにはアイアンドッグの最新機種「N⁰07」の実演機が展示されている

ショールームの中央に鎮座し、赤々とした炎をたたえて訪れる人を出迎えてくれるのは、アイアンドッグの最新機種「N⁰07」です。佐藤さんいわく「6~7割のお客様が選ばれるダントツ一番人気商品です」とのこと。サイズ感・能力・操作性・窓の大きさ・調理のしやすさと、高いレベルでコストパフォーマンスに優れた万能ストーブである点が特徴であり、人気の秘密です。

日本向けに開発されたアイアンドッグ「N⁰07」が、一番の人気機種。燃焼効率が高く、すっきりとしたデザインと大きなフロントガラスが特徴だ
日本向けに開発されたアイアンドッグ「N⁰07」は一番の人気機種。燃焼効率が高く、すっきりとしたデザインと大きなフロントガラスが特徴だ
広い天板と燃焼室を備えるIRON DOG「N⁰07」は、ストーブ料理を存分に満喫したい人におすすめ
天板も燃焼室もゆとりの広さで、薪ストーブ料理を存分に満喫したい人にもおすすめ

その他、本格派クッキングストーブのアイアンドッグ「N⁰06」と、スマホで操作できるスマートコントロール搭載のワム「3630」も実演機として設置。この2機種のデモンストレーションが見られる店舗は、全国でも希少です。もちろん、グローブや着火剤、ストーブ用温度計、調理に欠かせない鍋やケトル、掃除用ツールまで、アクセサリー類も充実しているので、薪ストーブを導入した後もショールームを訪れる楽しみが尽きません。

ミニマルでモダンなイメージのHWAM(ワム)。リニューアルによりスマートコントロールを搭載した「3630」は、スマホやタブレットからも操作が可能
ミニマルでモダンなデザインがワムの薪ストーブの特徴。スマートコントロールを搭載した最新の「3630」は、スマホやタブレットでも操作できる
アイアンドッグ「N⁰06」。暖房はもちろん、大容量のオーブン、直火グリル、広い天板を備えた本格クッキングストーブ
アイアンドッグ「N⁰06」は、暖房はもちろん、大容量のオーブン、直火グリル、広い天板を備えた本格クッキングストーブ
ドイツやアメリカなどから輸入した着火剤やガラスクリーナーほか、メンテナンス用品も多数並ぶ
ドイツやアメリカなどから輸入した着火剤やガラスクリーナーほか、メンテナンス用品が多数並ぶ
陶芸家・鈴木環さんが手がけた直火にかけられる耐熱陶器をはじめ、キッチン用品も販売している
陶芸家・鈴木環さんが手がけた直火にかけられる耐熱陶器をはじめ、キッチン用品も販売
林業のプロフェッショナルにも愛用されているドイツ・BISONのアックスは、幅広いサイズをラインナップ
アイアンドッグを製造するブルナー社製の高品質な鋳鉄製クックウェア「GUSSTO」シリーズ
入口にはデンマークのガーデンハウスメーカー・Vitaviaのログラックを展示。軽量で耐久性が高く、デザインもスタイリッシュ
入り口にはデンマークのガーデンハウスメーカー・Vitaviaのログラックを展示。軽量で耐久性が高く、デザインもスタイリッシュ

薪が燃えるかすかな匂いや音、炎のゆらめき、温もり…。「目で、耳で、鼻で、身体全体で癒やしと安らぎを感じることができるのが、薪ストーブの魅力です」と語る佐藤さん。まずは「dld山形ショールーム」で薪ストーブの実物に触れて、その魅力を肌で感じてみてはいかがでしょうか。


ポイント1
薪ストーブリーディング企業としての
豊富な実績

創業以来40年近くにわたり、薪ストーブのリーディングカンパニーとして多彩なサービスを提供してきたdld。自社で手がけた施工台数は1万5000台以上。設置後も、専任のカスタマーサービスチームが毎年3000軒を超えるオーナー宅を訪問し、万全のメンテナンスを行っています。「dld山形ショールーム」は、そんな信頼の実績をベースに、各ご家庭に最も適したプランを提案してくれるので、初めての薪ストーブ導入でも安心です。

施工・設置実績が多く、薪ストーブ初心者でも安心して依頼できる
施工・設置実績が多く、薪ストーブ初心者でも安心して相談や依頼ができる

ポイント2
ガレージで火とともにある暮らしを体感

ショールームの隣に併設されたガレージには、本格的な料理が楽しめるキッチンストーブのアイアンドッグ「N⁰06」をはじめ、薪割り機や薪割り斧をレイアウト。ファイヤーピット、インスタントグリルなどのBBQアイテムも展示・販売されており、薪ストーブライフだけでなく、ファイヤーライフ全般を楽しむヒントがいっぱいです。オンシーズンの週末には、「N⁰06」で調理した焼き菓子やパンをコーヒーとともにふるまうサービスもあるそうですよ。

ショールーム脇にあるガレージでは、キャンプやBBQなどのアウトドアを含めた炎ライフを提案。ドイツ・バイエルンのBBQブランド・Höfatsのアイテムも充実
林業のプロフェッショナルにも愛用されているドイツ・BISONのアックス
林業のプロフェッショナルにも愛用されているドイツ・BISONのアックスは、幅広いサイズをラインナップ
オンシーズンの週末には、この「N⁰06」で調理した焼き菓子やパンをコーヒーとともにふるまうサービスも
オンシーズンの週末には、この「N⁰06」で調理した焼き菓子やパンをコーヒーとともにふるまうサービスも

ポイント3
バラエティー豊かな月例イベントを開催

月1回のペースで、薪ストーブや火のある暮らしに関する無料イベントを開催。ある月は「薪ストーブセルフメンテナンス講習&相談会」、またある月は「薪ストーブ料理の基本 ごはんを炊こう」など、毎回さまざまなテーマで奥深い薪ストーブライフの魅力を伝えてくれます。「薪ストーブでもっともっといろいろなことを楽しんでみたい!」という人は、ぜひ気軽に参加してみてはいかがでしょうか?

店内ではチラシで月例イベントをインフォメーション。薪ストーブ料理のレシピも入手できる
店内ではチラシで月例イベントをインフォメーション。薪ストーブ料理のレシピも入手できる

環境対策に早くから取り組んできた欧州の国々に比べ、日本の薪ストーブの普及率はまだまだ低いのが現状ですが、薪を燃料として使うため、年間2~3tの温室効果ガスの削減効果があるともいわれます。佐藤さんは「環境への負荷を減らし、心地よい暖かさと楽しみを与えてくれる薪ストーブを広めていくことが、私たちdldの使命だと思っています」と、これから先を見据えています。

火を扱う薪ストーブは、安全・安心が第一。地元の薪ストーブ店に依頼すれば、いざというときにも相談しやすい

2021/10/29(金)9:00〜11/7(日)17:00
今年もオンラインで開催!「火暮らしフェス ストーブ祭 2021」
詳しくはこちら ▶ http://dld2021.kigeki-inc.com/