ネオス建築は、さまざまな現場で大工として住まい手の声を聞きながら家づくりを行ってきた経験を生かし、2009年に設立。デザイン性と機能性、コストのバランスの良さで、近年、注目されている地域の工務店です。
昨前、第1子を授かったのを機に、マイホーム購入を検討していたTさんは80坪の変形地を購入しました。建築関係の仕事をしているTさんが家づくりを依頼したのが、変形敷地の施工が得意なネオス建築でした。「仕事のつながりで縁のあったネオス建築は、家づくりに対する考え方から仕事の仕方まで、同業者として共感でき、これ以上のパートナーはいないと思い、お願いしました」。
そう話すTさんは、台形型の敷地を生かしながら、人が集まりやすい住まいにしたいと考えていました。また、子育て中の奥さんは食洗機やパントリー完備の対面式キッチンを希望。ネオス建築は、奥さんが家事を効率よく行えるよう、水まわりとLDKを回遊動線で結んだプランを提案。また、ご夫妻のこだわりたい素材・設備を大切にしながら、コスト配分を徹底しました。「夜遅くまで何度も打ち合わせをしてプランの微調整をしたのも、家づくりのいい思い出になりました」と、Tさんは振り返ります。
2021年2月、およそ5.5mの吹き抜けに大開口をダイナミックに配した新居が完成。玄関を開けると、目の前には開放感あふれるLDKが現れます。開口部にはm.a.pの高性能木製サッシ、1階の床にはカバ無垢材、2階の床にはナラ無垢材、梁には道南スギを採用。個性豊かな木肌が、シンプルモダンな住まいに自然の温もりを加えています。
「延床32坪とコンパクトですが、ネオス建築らしいメリハリの効いた素材使いと吹き抜け効果で、ゆとりを感じる住まいになりました」とTさん。「動線計画も私たちの暮らしになじんでいて違和感がなく、ずっと住んでいるみたいです」と、奥さんも言葉をつなぎます。
デザイン性の高いTさん宅は、長期優良住宅の基準をクリアする性能も備えています。1階に床暖房を採用したことで、大きな吹き抜けがあっても、室内は冬も隅々まで暖かです。「これから自分で楽しみながら外構や庭を整え、気持ちがさらに安らぐような住まいにしていきたいです。そして、世の中が落ちついたら、家族や友人とにぎやかにこの空間を楽しむ。その日が来るのが待ち遠しいですね」。
2021年9月28日発売の「Replan北海道vol.134」誌面のネオス建築の記事におきまして、電話番号の誤りがございました。
――――
誤 0166-74-7781
正 011-378-9143
――――以上、ここに訂正してお詫び申し上げます。