JRの駅から徒歩数分という好立地に、シンプルで美しい子育ての家を構えたHさん。立地やデザインにもこだわりましたが、なによりも重視したのは見えない部分=住宅性能でした。「車でもなんでも大切なのは見た目より中身」と考えるHさんの価値観と、「暑い、寒いと感じないのがいい家。何も意識しないことが快適」というきゅうでん建築の理念とがピタリと合致。施工例が証明する具体的な断熱・気密性の数値や、OBが語るリアルな光熱費の話も依頼の決め手になったといいます。
室内に入ると広がるのは、開放感たっぷりの吹き抜け。実はこの吹き抜け、もともとHさんの要望にはなかったものでした。むしろ「ムダな空間ではないか。冷暖房費もかかりそう」と否定的だったといいます。それが一転採用されたのは、不安を完全に払拭する高い性能数値があったから。加えて「提案にワクワクしたんです。さすがプロの仕事だなと」と思わせたほど魅力的なプランだったことも理由のひとつでした。着工後も「こんなアイデアは?」「こうしましょう」といろいろな提案があり、「会話のある家づくりができて楽しかった」とHさんは振り返ります。
リビングは1段床を下げたピットスタイルで、ここから見上げる吹き抜けは奥さんの一番のお気に入り。階段踊り場のスタディコーナーや、階段下部を活用した収納スペースなど、立体的で変化に富んだ空間を子どもたちが元気に駆け回ります。もちろん、完成から丸3年が経過した今も、ハイレベルの断熱性と気密性のおかげで住み心地は申し分なし。冬は低温水パネルヒーターが家中を適温に保ち、夏はエアコン1台だけで十分過ごしているのが何よりの証拠です。
「いくら高性能といっても経年劣化が当たり前では?」という知人の言葉が気になっていたHさんでしたが、3年ぶりの気密測定では新築時とまったく変わらない数値にビックリ。気になる光熱費についても「シミュレーションした金額より安いんですよ。安すぎて怖いくらい(笑)」とランニングコストにも大満足。夏も冬もストレスフリーで、なおかつ家計に優しい暮らしを実現したHさん宅には、きゅうでん建築の目指す「快適」が具現化されています。