いずれは一軒家を建てたいと思っていたSさんご夫妻は、上のお子さんの小学校入学に合わせて家づくりを始めました。パートナーに選んだのは、7年連続で「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」を受賞している鈴木環境建設。2018年には大賞も受賞しています。その性能面における技術力の高さ、そして地元工務店ならではの安心感が依頼の決め手になったそうです。
土地は同社に探してもらい、石巻市の市街地の一角を購入。大雨や豪雨による浸水のリスクに備えて嵩上げもしっかりと行いました。この地に立つ、インナーガレージと2本の煙突が印象的な白い家、それがSさん宅です。
シンプルな白を基調に天然木をふんだんに使った室内は、ナチュラルで温かみのある雰囲気。リビングには大きな吹き抜けと大開口を備え、明るさと開放感いっぱいの中、家族団らんを楽しむことができます。
キッチンを中心とした回遊動線や、キッチンからユーティリティへ通じる直線的な動線など、家事効率を最優先に考えられた間取りにも注目を。また、お子さんが物を散らかしてもすぐに片付けられるよう、収納を豊富に確保しているのもポイントです。子育てと仕事を両立する忙しい奥さんにとって、家事や掃除のしやすい家であることは何と言っても絶対条件だったのです。
そして、「以前住んでいたアパートは、冬の寒さが厳しく子育てがしづらかったんです」と語る奥さんが、家事のしやすさ以上に新居に求めたこと、それが「暖かい家であること」でした。その希望どおり、家の中はどこにいても室温が一定かつ適温が保たれています。
暖かさの秘密、それはパッシブ換気にあります。パッシブ換気とは、機械に頼らず、建物内外の温度差を利用した自然な空気の流れだけで家全体を換気する方法。エコで快適性が高いことはもちろん、メンテナンスもほぼ不要です。また、大容量の設備を導入することがないため、イニシャルコストの軽減にもつながります。大前提として高性能な家であることが必要となるため、鈴木環境建設が手がける高断熱・高気密な家にはまさに最適な換気方法と言えるでしょう。
実際に住んでみて、「部屋が暖まるまで待つ無駄な時間がなくなりました」「子どもが裸足で走り回っているのを見るとうれしくなります」と、ご夫妻ともどもその心地よさを実感しています。快適な温熱環境をベースに、家事や子育てが楽になる工夫が盛り込まれた新居で、日々の暮らしを紡ぎ始めたSさんご一家です。