子どもが生まれたことをきっかけに、本格的に家づくりを考え始めたNさんご一家。「近隣に小学校や保育園、公園があり、夫婦の通勤圏内であること」という細かな条件のもと、土地探しを始めました。
土地探しは2年にも及ぶ長期戦になったものの、工務店探しはとてもスムーズだったそう。「東川町にある友人宅の近所に建ったアクト建築工房の家が、私たちの好みにぴったりだったんです」。オープンハウスへと足を運び、自然素材の心地よさや、北欧を思わせる色使いなど住まいの雰囲気に共感し、すぐに気持ちが固まりました。ようやく理想の土地にも巡り会い、2年の月日を経てNさんご一家の家づくりはスタートしました。
共働きなので家族で過ごす時間を大切にしたいと考えていたご夫妻。家族がもっとも長く過ごすLDKは、Nさんが現地で育んだ感性を活かしつつ、北欧カラーでまとめた上質な居住空間になっています。勾配屋根を活かした高い天井は開放感をもたらし、ナラの無垢フローリングや塗り壁、キッチンの石材など、質感の心地よさが家族の時間を穏やかに包み込みます。
アクト建築工房が大切にしているのは、人と地域に寄り添った家づくり。時間をかけて対話を重ね、家族のライフスタイルをしっかりと理解し、間取りやインテリアなど住まい全体のコーディネートをすること。そして建設地を取り巻く環境や気候、敷地条件を読み解き、その土地にしかない魅力を引き出すこと。この過程を大切にすることで、アクト建築工房は人と土地の個性を生かした家づくりを実現させています。
Nさんご夫妻ももちろん、暮らしのこと、家族のこと、好きな色使いのことなど、同社の澤田さんと濃厚な打ち合わせを重ねました。「澤田さんとの打ち合わせは時間を忘れるほど楽しくて、充実した日々でした。私の方が盛り上がって話が止まらなくなり、昼に始まった打ち合わせが夕方まで及んでしまったことも。澤田さんは最後まで付き合ってくれて、本当にありがたかったです」と楽しかった家づくりを振り返ります。
その中でも一番の思い出は、澤田さんから北欧の話を聞いているうちに、自分の目で確かめたいという気持ちが膨らみ決意した北欧旅行です。「古いものと新しいものが共存し、住宅に使われている色も多様で奥深く、色使いに対する既成概念が変わりました」。
明るいカラーで仕上げた2階の子ども部屋は、将来新しい家族が増えたときのために、中央で仕切ることも可能。Nさんご一家の未来の暮らしにも配慮した優しい住まいです。「とにかく家にいるのが大好きになりました。夫は仕事が終わったら飛んで帰ってくるんですよ」と奥さんも飛び切りの笑顔です。