お気に入りのモノに囲まれて、やりたいコト、好きなコトができたらもっと住まいは素敵になる。もっと毎日が楽しくなる。セレクトショップ的な発想でほかにはない空間と暮らしを提案するゴリラデザイン。家を見れば住むヒトが見えてくる、オンリーワンの住まいの在り方とは…。
住まいは自己表現の場。
住むヒトが主役の家づくりを
「こだわりは特にないんです」。意外にも代表の長内哲也さんはゴリラデザインについてそう話す。しかし、施工事例を見ればネガティブな意味でないことは一目瞭然。空間構成もインテリアも独創的で、間違いなく一棟一棟がオンリーワンの住まいだ。ではなぜ、こだわりがない、と明言するのか?
多くのビルダーが自社のデザインや性能をアピールするのとは対照的に、実は、ゴリラデザインは「当社が建てるのはこんな家」という明確な規準や指針を持たない。必要充分な性能は確保しても数値ばかりを追求することはなく、坪単価や予算でふるいにかけることもしていない。それは「つくり手がつくりたい家ではなく、住まい手の住みたい家であるべき」という想いの表れだ。
かといって、施主の注文どおりにつくる家かといえば、それも違う。まずは話に耳を傾ける。その人にとっての居心地の良さとは何か、家でどんなコトをしたいのかを拾いあげる。そのうえで、ゴリラデザインというフィルターを通して「住まい手が主役になれる家」を形にしていくスタイルだ。
「家を手にすること自体がステータスだった時代とは違い、今は非ブランド志向。若い世代では特に、欲しいのは家というモノではなく『自分らしさ』という傾向にあります。服を選ぶように、住まいも自己表現の方法であり、家族の個性を象徴するもののひとつ」と長内さんは強調する。
住まい手とつくり手のセッションから
生まれる“らしさ”のカタチ
ゴリラデザインの家づくりのプロセスを、長内さんは「バンドセッションに近い」と喩える。施主の発する音(家づくりの素材、要素)に耳を傾け、ともに演奏しながらより良い音楽(住まい)をつくり上げていくイメージだ。
アイデアの種はどんなことでも構わない。好きなカフェや憧れのホテル、お気に入りの服やインテリアから発想を広げるのも楽しい作業だ。セッションは一発OKのこともあれば、難産の末にようやく生まれるものもある。時には別プランに方針転換せざるを得ないケースもあるが、「そっちも面白いですね」と受け入れる施主が多いのも信頼の証しだろう。結果的にその選択もまた『らしさ』に繋がっていく。
一方、ゴリラデザイン側が重視する表現手法もある。ビンテージだ。職人の手技で年月を経たような色や風合いに仕上げたり、アンティークの家具や照明を取り入れたりして空間を調える。「真新しいピカピカの家は味わいが薄い。ビンテージはある意味、白いまっさらな新築に対するアンチテーゼでもあるんですよ」。固定概念にとらわれず、住まい手もつくり手も純粋に「楽しい。面白い」と思える家づくりを実践している。
なお、ゴリラデザインでは不動産・融資からインテリアに至るまでの全てをワンストップで提供。誰もが安心して家づくりに専念できるのもポイントだ。
Keyword of our housing design
ゴリラデザインのコンセプトは「モノからコト、コトからヒトへの家づくり」。セレクトショップ的な観点から、ご家族それぞれにふさわしいライフスタイルをフルオーダーメイドでご提案します。
Keyword.01 ビンテージ
ゴリラデザインでは「ビンテージ」を重視。新築であってもリノベを思わせる味わいに仕上げている。古材やアンティークを用いながら、住まい手の暮らしやライフスタイルに馴染む唯一無二の空間を創出する。
Keyword.02 セッション
オンリーワンの家づくりは住まい手&つくり手のセッションから生まれる。施主の発する声に耳を傾け、あたかもバンドで良い音楽を奏でるように、より良い住まいをつくり上げていく。
Keyword.03 職人技
いい家をつくるためには、つくり手も「面白い」と思えることが不可欠と考え、職人の力を発揮できる家づくりを実践。手仕事ならではの温もりや味わいもさることながら、古くからの文化や伝統、地域性を引き継ぐという意味合いも含む。