ドイツ語で「家」を意味するHAUSは、省エネ先進国ドイツをお手本とした家づくりを実践。人と環境に優しく、寒冷地岩手でも快適に暮らせる優れた断熱性・気密性を確保すると同時に、デザイン的にも美しい上質な住まいを追求しています。その一つのカタチとして、デザインと住宅性能を高次元で両立させた住まいが完成しました。
雄大な岩手山を望む八幡平市に建つこの住まいは、「くの字」の曲がりが独創的。斜めに入り込んだ変形地という条件を逆手にとり、「くの字」に設計することで敷地を有効に活かしています。
LDKは実に35帖大という息を呑むほどの大空間。ややもすれば間延びしそうな広さですが、「くの字」にすることで空間に変化が生まれ、そのわずかな曲がりが「見えない間仕切り」となって、さりげなくリビングとダイニングをゾーニングしています。
最大の見どころは床から天井いっぱいまでの大開口。大きな窓を設けて庭や外の景色を眺めることは、設計当初からのオーナーの意向でした。その要望をカタチにした南面の連続サッシは、壁をすべて取り払ったかのような圧倒的な開放感。床を低くしたダウンフロアリビングに座れば、ウッドデッキ越しに遠く岩手山まで視界が開け、さらに空間的広がりを感じます。
そしてこの住まいでは性能を引き上げるべく、最高水準の断熱材を使い、壁は充填+付加断熱で施工、開口部には高性能タイプのトリプルガラスを採用。結果、UA値0.26、C値0.2というハイレベルの性能を実現し、ダイナミックな開口部に見合う、優れた断熱性・気密性を確保しています。南面大開口の木製サッシのトリプルガラスは、冬の日射を有効に取得できるので省エネに効果的。晴れた日にはエアコンに頼らずとも、足元からポカポカと床暖房のような心地よさに包まれます。
室内にはブラックウォールナットやナラなどの無垢材や、漆喰など自然素材をふんだんに使用したほか、県産材の岩手スギや地元・焼走り溶岩流近くで採取した溶岩など、地域の資源も積極的に活用。デザインはミリ単位までこだわったフルオーダー設計ながら、コストは本体工事費にオールインなので明朗&安心です。
「せっかくの家づくりで後悔してほしくない。当社は徹底した打ち合わせを大前提に、さまざまな選択肢を提案してお客様の要望をカタチにしていきます」と語る小原社長。HAUSでは、意匠・性能・コストの全てに納得のいく上質な住まいを提案しています。