価値をプラスする増改築を提案
「枠にとらわれない= muwaku 」の家
仙台で、住む人のライフスタイルや個性を表現した家づくりを行っている一級建築士事務所STAPに、新ブランドが誕生しました。その名も「muwaku 」。「muwaku」とは「無枠」。従来の枠を超えた、リフォームでもない、リノベーションでもない、新しい「増減改築」がコンセプトです。
リフォームというと、一般的には老朽化した建物を修繕するための小規模な工事を指し、リノベーションは、大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させる意味合いが強いでしょう。「そういう意味では、『muwaku 』はリノベーション寄りと言えますが、それにプラスして“ 新しい価値観を提案する”という点が大きな特色です」と大川勝社長は語ります。
もともとSTAPはリフォームからスタートした会社。数々の物件を手がける中で、若い時にあまり考えずにパッと家を買い、「もっと家づくりを楽しめばよかった」と後悔している40~50代が少なからずいると感じていたそうです。そうした層に向けて、新たなライフスタイルを生み出す家を一緒につくりたいとの想いから立ち上げたのが「muwaku」です。「あるものを活かし、ないものを補いながら、自由な発想での増改築を提案します。アトリエ系の事務所に頼むのは敷居が高い、でもリフォーム会社では物足りない、そんな方々に興味を持っていただければと思っています」。
暮らしに合わせた増減築から
趣味を盛り込んだ改築まで、自由自在
では実際に、「muwaku」でどんなことが実現できるのでしょうか?例えば、子育てを終えた夫婦二人暮らしの場合。「長年住んでいた家も、子どもたちが巣立つと、使わない部屋が増えたり、大きなテーブルが不要になったり、掃除するのが億劫と思うようになってくるのではないでしょうか? それなら夫婦だけで快適に暮らせる、コンパクトな平屋への減築が理想です。歳をとっても使いやすい水まわりの空間設計、バリアフリー、夫婦別の寝室… 。余分な部分をそぎ落とし、新しいライフスタイルが生まれる家をご提案します」(大川社長)。
【Before】
リビング、ダイニング、キッチン、和室と壁で分断されていた1階部分を開放的なワンフロアとし、バリアフリーに。シューズクローク部分を増築した。2階は大きな間取りの変更はなし。屋根にも手を付けずコストを抑えた。
【Process】
耐震診断を行い、現在の基準を満たすよう耐力壁を施工。発泡ウレタンによる断熱改修も施し、快適な空間を実現した。また新築と同様に、第三者の検査機関による金物、断熱、防水、下地等の検査もしっかりと行っている。
他にも、生まれ育った家を活用し、親と同居する二世帯住宅への増改築もおすすめ。家族みんなの暮らし方を考慮し、プライベートを確保しながらも三世代が仲良く暮らせる間取りへと再生が可能です。また、親から受け継いだ家を手放すに忍びないなら、セカンドハウスに改築してはいかが?大好きなインテリア、憧れのホームシアター、念願のオーダーキッチンなど、設計士と相談しながら、想い出の生家を自分好みに生まれ変わらせることができます。もちろん、今ある住まいを“ 資産”として生かすだけでなく、中古物件を購入し、自由な発想で理想の家をつくることも可能です。
新しい価値とライフスタイルを生み出す「muwaku 」の家。この心地よい空間から、自分らしさいっぱいの暮らしを始めてみませんか。