公道側の開口を最小限にし、艶消しのガルバリウム鋼板で覆ったシンプルな箱のような外観

黒を基調にした大人の空間を提案する最新モデルハウス

緩やかな山並みに抱かれた札幌市中央区の円山西町は、閑静な環境とロケーションの美しさで人気の住宅街。その一角にKUNIMOKU HOUSEの新しいモデルハウスがオープンしました。艶消しの黒と木を基調にした住まいは、半地下にガレージを備えた木造2階建て。子育てを卒業した、もしくは40代以上の夫婦二人暮らしのための「大人の邸宅」をテーマに空間が整えられています。

1階は寝室と個室、水まわりを集約したプライベート空間、2階にワンルームスタイルのLDKを配置。造作を多く採用し、黒に徹した住まいは海外の邸宅のようなモダンな雰囲気です。

玄関アプローチにはコンクリート板を採用し、両脇に落葉樹と石を組み合わせたローメンテナンスの前庭を設えた
黒い壁に木を効果的に用いたデザインが明るく、温かみのある表情を加える玄関ホール。廊下の右側は、トイレと水まわり
玄関ホールにトイレから独立させた造作手洗い場を設置。帰宅してすぐに手を洗えて便利
寝室の寝台は、ヘッドボードに間接照明やコンセントを設えた造作。天井にはレッドシダーの羽目板、床にはナラ材を採用し、木の温もりに包まれるようなプライベート空間を実現
寝室には造作仕上げのウォークスルークローゼットを設置。通り抜けできる2WAY動線を採用し、使い勝手良く
忙しい朝に夫婦同時に使用できる洗面台はツーボウル仕様に。採光窓からの朝の光が、グルーミング空間を優しく照らす

圧巻なのは、2階の大開口から望む周囲の山並み。季節の彩りを大胆に切り取る開口は、黒いフレームに縁取られた絵画そのものです。「敷地の恵まれたロケーションを最大限に生かした開口計画は、見どころの一つ。窓越しに眺める自然の移ろいは、多忙な毎日に潤いと癒やしを与えてくれるはずです」と、設計の澤田さんは胸を張ります。

2階へつながる階段は、木を多用して箱型階段と透かし階段を組み合わせた
リビングに足を踏み入れると、大開口越しの景色が目に飛び込んでくる

家づくりの常識にとらわれない斬新さと暮らしやすさの共存

KUNIMOKU HOUSEは「住まいはこうあるべき」という常識にとらわれず、時に斬新な住まいづくりの提案をしてきました。現在公開中の「黒」を主役にしたモデルハウスも「室内空間は白を基調に、という一般的な考え方を逆転した発想から生まれた」といいます。黒を主役に考えられた住まいは、スタッフが住宅設備やインテリアも黒壁になじむものを選び抜いたことで、ラグジュアリーで統一感のある空間に仕上がりました。

ワンルームスタイルのLDK。光の明るさや色調を使い分けながら間接照明を多用することで、くつろぎ空間に多彩な表情を与えた
面材やセラミック製天板、間接照明など、インテリア性を追求したキッチン。オープンなキッチンを手間なくきれいに保てるよう、収納量にもこだわった

一方で、建具やソファ、ダイニング、収納など、造作も随所に取り入れ、インテリア性と暮らしやすさの両立を実現。照明も3種類を使い分けることで、黒い空間をドラマチックに演出しながら、暮らしのシーンにあった明るさと色調を追求したといいます。造作のサイズ感や素材の質感、収納レイアウト、照明計画など、家づくりの参考にしたい要素がたっぷりと詰まった最新モデルハウスを訪ねて、これからの暮らしと住まいのイメージを膨らませてみませんか。

造作で設えたソファや収納を採用したリビング。艶消しの黒壁、レッドシダーの羽目板天井に、窓の外の木々が彩りを添える
リビングのテレビまわりには、石のタイルを張ってアクセントに。キッチンの面材とデザインをそろえた収納も造作仕上げ
2階には、客間や和のもてなしにぴったりの和室もある。障子は「格子」をテーマにデザインを起こしたKUNIMOKU HOUSEのオリジナル建具
間接照明やカウンターデスクを設えた2階の書斎。生活空間から分離された空間はこもり感があり、リモートワークにも最適

株式会社 ジェイウッド KUNIMOKU HOUSE事業部
「円山西町モデルハウス」
札幌市中央区円山西町10丁目7-7
営業時間/完全予約制
https://kunimoku-house.co.jp