第2子誕生をきっかけに、手狭なアパート暮らしから新築を決意したSさんご夫妻。初めにハウスメーカーを何軒か巡ったものの、木の家で暮らしたいと希望していたご夫妻は、「話をしていて木の家をつくってくれるイメージが湧かなかった」と言います。そんなとき、SNSで目に留まったのが斉藤工務店の広告でした。「いい感じの工務店だなと思って見てみると花巻の工務店だったので驚きました。これは行くしかない!とすぐにDMを送ってアポを取り、話を聞きに行きました」とSさん。
斉藤工務店は自然素材をテーマに、梁や柱だけでなく外壁、床、天井、建具、家具まで無垢材にこだわった家づくりを得意としています。「こういう木を使っているのでシロアリにも強いですなど、見えない部分も細かく説明してくれたので信頼できると思いました」と、依頼を即決。ランニングコストがかからず、メンテナンスの労力が少ないことも決め手になったといい、「ここまで木でできた家を見たことがなかったので、人と被りたくないと思っていた自分にハマッた感じです」と、笑顔で振り返ります。
吹き抜けになった開放的なリビング、家事がしやすくなる横並びのダイニング・キッチン、洋服屋さんのようなオープンクローゼット、旅館をイメージして造作した広い洗面台、子どもたちが家中を走り回れる大空間など、斎藤兆伸代表はご夫妻の要望を一つひとつ具現化。さらに自社で焼いてつくる焼杉の外壁や造作収納など、自社大工による匠の技を活かし、かっこよくて住み心地のよい家をつくり上げました。
「ビンテージやアンティークが好きなので家の経年美化が楽しみです」とSさん。「子育てがしやすくなりました」と奥さんも満足の表情です。とことん木にこだわったSさん宅は、年月を重ねるごとに風合いを増し、ご家族の思い出もたくさん刻まれていくことでしょう。
担当者より
斉藤工務店 斎藤 兆伸さん 家づくりで大切にしているのは、想いを聞き出すことです。Sさん宅もご夫妻の要望や想いをうかがい、そこにプロとして提案やアドバイスをさせていただきました。
家は納まりが大事です。洋服が好きなSさんのご希望で設けた寝室のクローゼットは、ミリ単位で棚の高さについて話し合いました。収納はすべて造作し、床材は全室そろえて統一感を持たせ、納まりのよい家に仕上げています。
木の家といっても材質によって適材適所があり、それは木を熟知していないとできないことです。外壁の焼杉もその一つ。焼杉は幅、厚さ、長さにこだわり、自社大工が伝統的な三角焼きでつくっています。木は守るところを守れば腐食しませんので、これから経年変化から経年美化に変わっていく様子をご家族で楽しんでほしいと思います。