「セカンドライフは、木々や花に囲まれて過ごしたい」と、親族が住む大鰐町へ移住したAさん。オープンハウスに訪れた髙山建築の平屋が、Aさんが思い描いていた終の棲家のイメージそのままでした。
「庭の花が映える平屋造りの暖かな家を建てたい。それ以外は、すべてお任せしました」と話すAさん。同社は、開放感を演出する勾配天井、造作仕様の洗面やキッチンなどを採用したプランを提案しました。また、窓には高性能トリプルガラスを用い、断熱性能を強化。HEAT20のG2レベルの高い住宅性能を目指しました。
完成した新居は、延床面積約20坪のコンパクトな空間。畳コーナーを備えたLDKと寝室、水まわりが無駄のない動線で結ばれています。これから整備を進める庭や町を縁取る山並み、スキー場を一望する大きなピクチャーウインドウも設置。窓越しに遠くまで視線が抜けていくリビングは開放感抜群で、キッチンからも景色が楽しめます。「この土地の魅力は、自然豊かな眺望。その良さを最大限に楽しめるよう、開口の大きさや位置にもこだわりました」と、代表の髙山さん。
北海道基準を超える性能を備えた住まいは、厳冬期もリビングに設置したFF式ストーブ1台で暖かく過ごせます。「初めての家づくりで不安でしたが、満足できる住まいができました。これからの庭づくりも楽しみです」と、Aさんは笑顔で話してくれました。
青森、津軽地方は冬の積雪も多く、寒さも厳しい土地です。そんな環境条件の中、通年で快適に暮らしていただけるよう、付加断熱や高性能な樹脂サッシを採用し、高断熱・高気密の住まいづくりを行っています。また、自然素材をできる限り多く使うことを心がけています。特に、住み心地の要となる床には、温かみのあるスギなどの無垢材を採用。
Aさんの住まいには、外壁材も防腐処理をしたスギ板を用いましたが、経年変化で傷んだ材は取り外して交換できるよう施工しています。自然素材を用いた家づくりでは、アフターメンテナンスを考えた施工・素材選びも大切にしています。(髙山建築)