Tさんご夫妻が新築を考え始めたのは今から3年半ほど前、賃貸マンションに手狭さを感じ始めたのがきっかけでした。
Tさんは情報収集を進める中で住宅性能への理解を深め、性能の確かさが会社選びの最重要条件に。何社かに話を聞き、最も惹かれたのが佐藤工務店でした。対応したのは、同社代表の佐藤喜夫さんです。
Tさんは「例えば『床下エアコン』とか、話に出てくるキーワードが他社と違って最先端を研究されているように感じました。設計・施工がワンストップで、話が伝わりやすいのも魅力でした」と話します。
佐藤さんに相談しながら、ご夫妻の実家に近く、子どもたちの通学にも便利な地域に好条件の土地を見つけて購入。本格的に家づくりがスタートしました。
完成したのは、重厚なレンガ造りでシンメトリーのデザインが美しい住まいです。「人が集まりやすい家にしたい」というご夫妻の希望から、1階は家族以外の人も気兼ねなく過ごせるパブリック空間に位置づけ、外ともつながりのある設計としました。
一方で2階には水まわりや寝室などのプライベート空間を集約し、使い方にメリハリを持たせています。
重要視していた住宅性能の効果は、Tさんの想像を超えるものでした。「家での暮らし方が一変しました。冬も夏も快適で、入浴や朝の着替えなど日常生活が滞りなくできる。安定した温熱環境が、暮らしやすさにこれほど影響するのかと驚いています」。
冬は床下エアコン1台で家全体を暖房し、室温は24℃前後をキープ。子どもたちは布団を掛けずに寝ても風邪をひかなくなったといいます。
「最近は庭木の生長を楽しんでいます。BBQ台も自作しましたが、戸建ては住んでから自分でつくっていける余地があり、それが生活の充実につながっています」とTさん。想いを詰め込み、理想を叶えた納得の住まいは、今日もご家族の笑顔にあふれています。
担当者より
佐藤工務店 佐藤 喜夫さん Tさんの家は、耐震等級3を取得した認定長期優良住宅で、HEAT20ではG2グレードの高性能住宅です。
「できるだけ再生可能エネルギーを使いたい」というTさんのご要望で、3.6kWの太陽光発電システムも搭載しました。災害時の備えになりますし、埼玉県は一年を通して晴天率が高い地域なのでメリットも大きい。実際、Tさん宅の真夏のエアコン使用は発電した電気で賄えています。
持続可能性という観点では、躯体の丈夫さや性能、住み心地の良さに加え、「メンテナンス性が高く、メンテナンスコストが低いこと」も重要です。メンテナンスの頻度や労力、費用は、素材選びで大きな差が出ます。例えばTさんの家で使ったレンガは劣化しにくく、時が経つほどに風合いを増します。無垢床は傷すら愛着になり得ますし、自分たちでリペアも可能です。
30年、60年後にどれだけ労力や費用をかけずに済むか。Tさんのお住まいは、長い目で見て安心感のある美しい家になったと感じています。
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家づくりを始める際に重要となるのがパートナー選び。自分に合ったパートナーにたどり着くためには、まず、どのような選択肢があるかを知ることが重要です。
大きな住宅展示場にモデルハウスを持ち、多数のメディアで大々的に広告している大手ハウスメーカーに比べ、地域の「工務店」は、興味はあってもなかなかその実情を把握しにくいのが現状です。
そこで今回は、それぞれに特徴や強みの異なる工務店との家づくりをご紹介。工務店をパートナーに選んで建てた実例と住まい手の声を通じ、その魅力を紐解きます。
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