2020年春に東京から故郷、旭川へUターンしたのを機に、新築を思い立ったKさんご夫妻。設計は「過去の作品が好みにぴったりだった」という、建築家の小西彦仁さんに依頼しました。
打ち合わせ時、Kさんは「雪や薪ストーブの炎を眺めながら、読書や音楽、会話が楽しめる開放的なLDK空間をつくりたい」と要望。ご夫妻は小西さんとひと冬、じっくりと設計プランを練り上げ、橋本川島コーポレーションに施工を託しました。
橋本川島コーポレーションは70年以上にわたり、道北圏で街づくりから家づくりまで幅広く手がけてきた会社です。2005年には豊富な経験と実績を生かし、新たに住宅事業部「HK house」を設立。道央エリアにもフィールドを広げ、自社の技術者や建築家とともに、家づくりに取り組んでいます。
時間と手間を惜しまず、設計士が住まい手と対話を重ねて提案する自由設計の家づくりを基本としている同社ですが、全道・全国の建築家と協力して、住まい手一人ひとりのご要望にワンクラス上のクオリティーで応えるシステムを整えているのも特徴。一つひとつデザインも空間構成も違う、さまざまなタイプのマイホームを提供しています。
2021年暮れ、ご夫妻の憧れをカタチにした新居が完成しました。天井まで吹き抜けたLDKは、黒とウォールナットを基調にしたシックな雰囲気。Kさんの望みどおり、開放感にあふれたリビング1階にはオーディオやテレビを収めたリビングボード、吹き抜けでつながる2階には造作の本棚が壁一面に設けられ、薪ストーブも設置されています。その光景は、リゾート地のホテルを思わせます。
「この美しくダイナミックな空間に生活感をにじませないよう、家事がしやすいようにと小西さんがきめ細かな配慮をしてくれましたので、機能的で暮らしやすい住まいになりました」と、奥さんはにこやかに語ります。春には、リビングからそのままつながるウッドデッキが設えられ、ご夫妻自慢のくつろぎ空間はより一層充実する予定です。「北方型住宅ECOレベルの性能を備えているので、大空間でも寒さを感じることはありません。デザインにも性能にも満足しています」と、Kさんは満足そうに話してくれました。
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