規格住宅「美しい小さな家」は、地域工務店が提供する高気密・高断熱かつ高品質にこだわり、住み継がれる価値のある本物の家です。その開発経緯やコンセプト、特徴などを商品企画・資材供給元である北洲の池田 信さんと及川寿志さんにお聞きしました。
CONCEPT コンセプト
どこか懐かしい、それでいて新しい。
美凛 SERIES
伝統的な日本の建築様式である、出し桁工法の「せがい造り」を取り入れることで、懐かしさと格式高さをもたせた住まいです。シンプルながら大きく架けられた屋根は、落ち着いたデザインにより美しい街並みを創出。さらには高性能や現代の技術を合わせることで実現した大きな吹き抜け空間が住む人を優しくもてなします。ソファや椅子に腰を掛けて天井を見上げると一層、大きな屋根に包まれている感覚を味わうことができます。
家の絵と言えば、子どものころ描いた大きな三角屋根のものを誰もがイメージすると思います。いつまでも飽きがこない大きな屋根に守られているような安心感を得られるデザインです。
半永久的にメンテナンスが不要な焼き物である石器質タイルを標準採用しております。数十年経過しても建物が古ぼけることなく、タイルの味わいが増してくることでしょう。
ベンチを置いてコーヒータイムを。ウッドデッキに腰を掛け、ペットや子どもと過ごすひとときを。雨風をしのぐだけでなく、暮らし方次第で使い方が無限に広がります。
EVOLUTION 進化
自宅で愉しむ、自宅を楽しむ。
SUPERB SERIES
住まいは建てて完成ではありません。そこで暮らす人々が心地よく生活し、その暮らし方に住まいがなじみ、汚れ一つでさえ思い出となる頃に初めて完成となるのです。自分自身が好きなものや空間・時間を“愉しむ”。そして、家族や知人もそこでの時間を“楽しむ”。自宅での時間がかけがえのない有意義なものとなりますように。新しいものが手に入りやすい中、長く暮らす家だからこそ、新品でも「新品臭さ」を感じさせない空間づくりをコンセプトとしています。
スパンドレル調のシャープなラインが魅力的な金属サイディングが外装材のメイン。また退屈な建物にならないよう、アクセントとして木目調を採用するほか、軒を出すデザインで重厚感を演出しています。
趣味は住む人によって十人十色。想いを込めた住まいだからこそ、自分のお気に入りに囲まれた愉しい時間を過ごしてほしい。童心に帰り、趣味に没頭できる自分だけの空間を提供します。
家は、寝食するだけの箱として完結させてはもったいない。家族の時間や仲の良い友人との時間を楽しむため、ウッドデッキやタイルデッキを介して、内と外をつなぐ空間を間取りに反映しています。
QUALITY 品質
暮らしにゆとりを。新基準、日本の家。
ニホンノイエ SERIES
日本の家には風情や情緒を感じさせる良さがあります。しかし、住宅先進諸国の中で快適性は劣るともいわれています。和の要素を取り入れながら、高性能を追求することで快適性を高め、大きな家でなくとも暮らしにゆとりを感じられる住まいです。自宅時間が長くなりつつある近年、心穏やかにリフレッシュできるような住まいづくりをコンセプトとしています。和風だけれど和風過ぎない、新たな日本の家をお届けします。
建物にやわらかい印象をもたらす塗り壁には、アクセントとして日本の伝統色を採用。耐久性の高い塗り壁材に、低汚染性のあるトップコートを施し、美しさを保つ配慮もしています。
玄関ドアを開けるとそこには、中のような外のような曖昧さを感じる空間が広がります。リビングに入る前にほっと一息つける、日本の住宅の情緒を感じられる、そんな和の設えがあります。
近年、生活様式の変化で一番に挙げられるのがウイルス感染予防対策ではないでしょうか。玄関ホールにはニホンノイエオリジナルの手洗いカウンターを設置しています。
PERFORMANCE 性能
自然に同調し、やがて景色となる。
etre! SERIES
北欧の住宅で見られるシンプルで大きな屋根を架けた、包み込まれるような外観デザイン。優しく迎え入れてくれるようなインテリアテイスト。時が経つことが楽しみになるナチュラルな住まいを追求しています。住まいは自己主張するのではなく、自然に同調し周りに溶け込むことこそが「美」であると考えます。その中で、さりげなく自分らしさを表すことで美しい街並みをつくり出す。「Etre!」が織りなす街並みは、美しい景色となることでしょう。
ヨーロッパの住まいの美しさの一つは、等間隔に配置され、花で彩られた窓のデザインにあります。配列に気を配り、フラワーボックスを標準設定、ドレーキップ窓を採用するなど、外観の美しさにもこだわりを持っています。
ざらっとした木の手触りやテカリのない質感、そして立体感。超親水性の特殊コーティングや耐候性の高いクリア塗装を施し、つなぎ目が気にならない加工など、見た目にもメンテナンス性にも富んだ外装材を採用しています。
結露抑制効果や調湿効果が期待できるなど、健康志向の珪藻土を配合した塗り壁を標準採用しています。左官職人の手仕事による仕上げにより、オンリーワンのナチュラルなインテリア空間を演出します。
地域工務店×住まい手×北洲の三方良しを追求
美しい小さな家は、「地域工務店が住まい手と打ち合わせをして間取りやデザインを決定し、契約を結ぶ」→「その内容に応じて、北洲が資材を供給する」→「その資材を使って地域工務店が家を建て、住まい手に提供する」という流れで成り立っています。
この規格住宅は、住まい手・地域工務店・北洲の三方良しを追求して開発されました。中でも大きなテーマの一つは「地域工務店の活性化、地域産業の市場創造」です。地域工務店は建てるのに必要な資材・住宅部品を共同購入できるので、同じ価格でもより良質な商品をユーザーに提供できます。個々の工務店独自での商品開発の必要がないため住宅建築に注力でき、北洲からの広告宣伝支援によって、より多くのユーザーにこの住宅をPRすることも可能です。
住まい手にとっては、高品質・高性能な家を手の届きやすい価格で建築できるのが最大のメリット。規格住宅でありながら自由度の高い家づくりができることや、施工が身近な地域工務店なので相談しやすく、アフターフォローの面でも安心、といった点も大きな魅力です。
加盟店一覧はこちら▶ https://www.utukushii-chiisanaie.jp/builder
規格住宅(企画住宅)とは?
一般的に規格住宅(企画住宅)というと、画一化されたプラン・仕様でつくられた建売住宅を連想し、住む人々が家に合わせて暮らしていくようなイメージが強いと思います。しかし規格住宅(企画住宅)とは、間取りやデザインに一定の規格が定められており、複数の選択肢の中から希望のタイプを選ぶ仕組みの住宅。一部仕様にはオプションがあり、ある程度アレンジしていくことも可能で、時間とコストを抑えながら家づくりができます。
そこで、地元に根ざし、気候風土を知り尽くした地域の工務店・ハウスビルダーが提供する規格住宅(企画住宅)は、さらに一味違う良さがあります。豊富な注文住宅づくりの実績で培われた設計力・技術力をベースにつくられた多様性のあるプランは、さまざまな住まい手に寄り添えます。そして、ビルダーや工務店の色が現れる素材づかいなどは、規格ながらもオリジナリティーのある住まいを演出できます。
地域の工務店・ハウスビルダーによる「自由度とコストを両立させた規格住宅(企画住宅)の提案」に注目です。
\2022/11/14発売!「東北の工務店と建てる。」2023年版/
「工務店」やその家づくりについて、皆さんはどのくらいご存知でしょうか?大きな住宅展示場にモデルハウスを持ち、多数のメディアで大々的に広告している大手ハウスメーカーに比べ、地域の「工務店」は、興味はあってもなかなかその実情を把握しにくいのが現状です。
そこで今回は、それぞれに特徴や強みの異なる工務店との家づくりをご紹介。工務店をパートナーに選んで建てた実例と住まい手の声を通じ、その魅力を紐解きます。す。
東北の書店にて発売中!
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