長い歳月の末に叶えた
とかち工房との家づくり
上士幌町で畜産業を営むKさんご夫妻。来年の3月に離農し、4月から音更町にて、とかち工房に依頼したお気に入りの住まいでセカンドライフを楽しむ予定です。
Kさんご夫妻の家づくりの計画が動き始めたのは7年前のこと。「新築を考えていた娘がとかち工房のオープンハウスに誘ってくれたんです。当時、引退後の暮らしは漠然としかイメージしておらず、あくまで付き添いのつもりで一緒に行きました」とKさん。しかし、その家に一歩入ると「木をたっぷり使った優しい雰囲気と、丁寧な仕事ぶりが見える造作の数々にすっかり惹き込まれてしまいました」と、心を奪われたそう。
5年前に娘さんご家族が暮らす音更町に土地を購入。およそ2年かけてさまざまな会社のモデルハウスやオープンハウスを見て回りましたが、「どの家もとかち工房に出会ったときほどの感動がありませんでした」とかえって想いが募り、最初の出会いから5年の歳月を経て新築を依頼することになりました。
豊かな木が優しく包む
充実したセカンドライフ
Kさんご夫妻の希望は「子どもや孫が集まる家」。完成した新居は、ナラ材の床やスギ材の腰壁などをはじめ、職人の手仕事が生きる造作が随所に配されていて、豊かな木の表情が室内を優しく包み込む居心地のいい空間です。
畑と青空が溶け合う広大な景色を眺めるLDKは、流れる時間も視界もぜいたくそのもの。吹き抜け天井がさらなる開放感を与え、親族一同が集まってもゆとりのある空間となりました。
歳を重ねても快適に過ごしたいと考えたKさんご夫妻のために、平屋的な暮らしを想定して寝室や浴室などは1階に集約。2階は子どもや孫たちが過ごすための空間とし、オープンなフリースペースや大容量の収納で構成しました。
カーポートとつながる裏玄関は、釣りが趣味だというKさんの希望。釣り道具一式を収める小部屋も設け、セカンドライフを満喫する準備も万端です。昨年の6月に完成し、現在は月に数回訪れて過ごしているというKさんご夫妻。「居心地がいいから、想像以上に子どもたちが一家で遊びに来ることが多いんです。セカンドライフも忙しくなりそうですね」と笑うKさんご夫妻でした。
畜産業を営む私たちは60歳を過ぎたら引退して、第二の人生を楽しもうと考えていました。新居に希望したのは、子どもや孫が集まりやすい家。ゆったりとしたLDKや、孫たちが自由に過ごすための2階など、完成した新居は大人数で過ごせる快適な住まいとなりました。昨今の情勢から資材の値上がりを考えて、後藤社長のアドバイスにより予定よりも1年早く完成。本格的に暮らすのは来年の春からですが、時間を見つけては新居に顔を出し、その度に孫や子どもたちがやってきてとてもにぎやかです。(Kさん談)