角地に建っているため外観は閉じつつ、景観との緩衝となるようアプローチ部分には植栽を配置した

のびのびと子育てを楽しみたいと、140坪の角地を生かし建てられたコートハウス。外部空間と完全に遮断した中庭を囲むように、1階に客間である和室、LDK、水まわりをレイアウト。外の視線を気にせず、どの場所からも中庭の四季と空の移ろいだけが楽しめます。室内からアクセスする中庭は、小さな子どもたちと愛犬の最高の遊び場となりました。

◎家族構成/夫婦30代、子ども2人
◎構造規模/木造・2階建て
◎設計・施工/ケント・ハウス(株)

モミジを植えた坪庭が家族とゲストを迎える玄関。右手奥には、土間でつながる家族用クローゼットがある

モミジを植えた坪庭が家族とゲストを迎える玄関。右手奥には、土間でつながる家族用クローゼットがある

テラスを挟んでDKと向かい合う和室は、子どものプレイルームにもなる。キッチンからも窓越しに、中庭や和室で遊ぶ子どもたちの姿がよく見える

テラスを挟んでDKと向かい合う和室は、子どものプレイルームにもなる。キッチンからも窓越しに、中庭や和室で遊ぶ子どもたちの姿がよく見える

キッチンで家事をしていても、リビング階段と吹き抜け伝いに2階に居る子どもの気配が伝わる。階段下スペースは、子どもたちの遊び場にもなっている

Dさんの希望で、ゆったりとしつらえた1.4坪の造作バスルーム。特大サイズの浴槽に身を沈めれば、中庭の景色も楽しめる

キッチンとユーティリティの間に独立して設けた洗面室も、シンプルなデザインでまとめながら、収納量をアップ
2階にはDさん念願の書斎もしつらえた。窓からは中庭を眼下に望むことができ、家族の姿や気配もほどよく感じられる
大型の造作書棚を設置した2階ホールは、ホームライブラリ。子どもたちが大きくなったら使ってほしいと、勉強用のカウンターデスクも備えた