薪ストーブは、基本的には新築時に家全体の間取りと一緒に設置場所や動線を検討することで、より安全に使いやすく、暖房としての効果を引き出すことができます。
とはいえ、人のライフスタイルや趣味嗜好は変わるもの。家を建てた後で、「やっぱり薪ストーブが欲しいなあ」と思い始めることもあるでしょう。仙台市に暮らすMさんも、例外ではありませんでした。
Mさんは、新築から約3年後に自宅に薪ストーブを設置しました。きっかけは、家を建てた後に新たな趣味となった冬キャンプでした。「テント用の薪ストーブを使ううちに、火を眺める暮らしを家でも楽しみたいと思うようになったんです」とMさんは話します。
しかし、導入が簡単ではないことも分かっていました。「薪ストーブは大きくて場所を取るものと思っていたので、後付けは難しいのかなと。煙突や炉台・炉壁の設置など工事が大がかりになるのでは、という懸念もありました」。
そんなある日、奥さんが雑誌を見ていて、デンマークのメーカーHWAM(ワム)の鋼板製薪ストーブ「Classic4」という機種を知ります。薪ストーブのイメージを覆すスッキリとしたシンプルなデザインで、スペースもそれほど必要としないように見えたというご夫妻。「これならうちにも置けるのでは?と希望の光が見えましたね」。
調べたところ、仙台市内にもショールームがある薪ストーブ専門店のdld(ディーエルディー)が同機種を取り扱っていることが判明。さっそく自宅の図面を持参して相談へと赴きました。実物を見て話を聞くうちに、家に設置するイメージがどんどん膨らんでいったといいます。
構造上、側面や背面が高熱になりにくいため、炉壁が不要で置き場所も比較的自由が利く「Classic4」は、Mさん宅での設置条件にぴったり。そのうえ「生活動線を妨げない」、「煙突をまっすぐ通す」、「工事の手間を極力少なくする」など、後付けする際の諸問題を考慮すると、ご夫妻が希望したリビングの階段脇がまさにベストポジションという結論に至りました。
「dldさんのおかげで、気に入った機種を置きたい場所に置くことができました」と笑顔を見せるMさん。日々仕事で忙しいご夫妻にとっては、dldが展開する薪の宅配サービスもまた、薪ストーブ導入のハードルを下げてくれたといいます。
シーズン中、注文をせずとも、使用分に応じて専用の薪ラックに薪を補充してくれるこのサービスについて、お二人は「薪の心配をしなくていいのは本当に助かっています」と絶賛しています。
Mさん宅では今、暖房は薪ストーブのみでまかない、薪ストーブの暖気を家中に行き渡らせるために、エアコンを送風で使っています。「エアコンに比べて薪ストーブは身体の芯まで温まり、心地よさがありますね」。
朝起きると奥さんが火をつけ、それが消えるころに出勤。夕方に奥さんが帰宅したらまたつけて、そのまま就寝するという使い方で、休日に家にいるときはずっと火を入れたままです。
今暮らしている住宅に薪ストーブを後付けしたいと思っても、「スペースがないから無理」、「住宅地だから難しい」と最初から諦めてしまう人も少なくないでしょう。実際に雨仕舞や薪置場の確保などクリアすべきハードルはありますが、後付けの施工実績が豊富な専門家に相談してみることで開ける道もあります。
「設置場所や機種選びでは、新築時ほどの自由度はないかもしれませんが、現状に最適な機種を見つけ、設置場所を綿密に検討すれば、理想の薪ストーブライフを叶えることも夢ではないですよ」。ご夫妻は実体験をふまえ、そうアドバイスしてくれました。
薪ストーブ設置・施工/(株)dld(ディーエルディー)仙台ショールーム
宮城県仙台市泉区実沢字宮東48-1
薪ストーブのご相談は、お近くのdld各ショールームへ!
■福島ショールーム https://www.dld.co.jp/showroom/fukushima
■仙台ショールーム https://www.dld.co.jp/showroom/sendai
■山形ショールーム https://www.dld.co.jp/showroom/yamagata
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