釧路でモデルハウスだった戸建て住宅を購入して家族とともに暮らしてきたIさんに、旭川への転勤の打診があったのは2年前の冬のこと。「転勤を機に、子どもに転校のない生活環境、実家と呼べる場所をつくってあげたいと思い、妻の実家もある旭川で終の棲家を建てようと決めました」と、当時を振り返ってIさんは話します。
家づくりに備え、インターネットで施工会社を探し始めたIさんが注目したのは、地域の工務店でした。旧居のランニングコストの高さが悩みの種だったIさんご夫妻は、新居では燃費の良い住まいの実現を最優先課題にしていました。そこで目に留まったのが「自然素材に包まれた高性能な住まいを、いかにローコストで提供できるか」をテーマに掲げ、家づくりに真摯に取り組んでいた新濱建設でした。「職人の手仕事を生かしながら、施工や性能に独自のこだわりを持っていて、ここなら私たちの希望が叶うと直感的に思いました」とIさん。
新築依頼後の盛夏、ご夫妻はプランづくりの参考に訪れたオープンハウスの心地よい空気感と涼しさを体感。「性能の良さが、期待から確信に変わりました。そして、さらにより良い家にしたいと性能向上の研究を続けている新濱社長の姿勢にも感銘を受けました」。
2020年11月、現場で大工さんともたくさん話をしながら工事を進めた新居が完成。30年以上、木造住宅を手がけてきた新濱建設は、木の専門家としての経験を生かしながら、Iさん一家の暮らし方にフィットするプランを提案しました。LDKや水まわりが回遊動線で結ばれた1階は「家事がしやすくて、自然体で暮らせる」と、奥さんを喜ばせました。
「階下の家族の声が2階へすぐに届くように」と、リビングには吹き抜けを設けましたが、厳冬期も家中が暖か。また、湿度もちょうどよく保たれ、子どもたちは風邪知らずで初めての冬を過ごしたといいます。猛暑の夏もエアコンの冷気が長く保たれて、夜も気持ちよく眠れたそう。
省エネ性の高い高断熱・高気密の住まいは一年中快適な室内環境を保ちながら、ランニングコストを圧縮。「旧居では最大6万円だったランニングコストが、半分以下になって驚きました」。Iさんの言葉をつなぐように奥さんも「旧居の不便さや不満が解消され、心から満足できる家づくりができました。新濱建設は地元の工務店なので、今後のメンテナンスにも心配はありません。長く安心して暮らせます」と嬉しそうに話してくれました。