北海道恵庭市・Nさん宅
家族構成/夫婦30代、子ども2人
薪ストーブ/[HONMA]HTC-50TX
設計・施工/(株)キクザワ
Nさんご夫妻と薪ストーブとの出会いは、山梨県の清里高原にあるお気に入りのホテルでした。東京で暮らしていた頃に訪れた、ホテルの客室にあった薪ストーブ。その空間の中で、赤々と燃える炎を眺めながらゆっくりと過ごす時間は、日常の喧騒から離れることができ、本当に癒やされたといいます。
北海道にUターンすることを決め、家を建てようと土地を探す中で見つけたのが、目の前に森が広がる緑豊かな350坪の敷地です。この贅沢なロケーションにどんな家を建てよう? そう考えながらいくつかの工務店をインターネットで調べコンタクトした中からキクザワを選んだ理由を、Nさんはこう語ってくれました。
「最初から担当建築士と直接お話しできて、話が早かったのが印象的でした。薪ストーブの知識はもちろん、使い勝手や現実的な話もざっくばらんにしてくれたので、信頼してお任せできると思いました」。東京へも何度か足を運んでくれたことや、施工中はオンラインツールを駆使して途中経過の報告をしてもらえたので、遠距離のハンデや不安も感じなかったそうです。
完成した家は、森の景色を取り込む大窓とウッドデッキが開放的な、LDKが主役の空間です。その一角には念願の薪ストーブ。主暖房は温水セントラルヒーティングで、主に週末に家族で揺らぐ炎を楽しむのが目的です。移住したばかりのNさんですが、薪ストーブを含め、住まいのメンテナンスのことも気軽に聞けるので安心。何かあればすぐ連絡して相談できるのも、地元工務店の強みです。これから本格的な冬を迎えるにあたり、薪ストーブであれもしたいこれもしたいと夢は広がっているようです。
広い庭と森を眺めながら「暮らしのすぐそばにこんな風景がある贅沢をかみしめています」と語る姿が、Nさん一家の幸せを物語っています。
DATA
◆家のこと
構造規模/木造(枠組壁工法)・2階建て
延床面積/158.32㎡(約47坪)
◆薪ストーブのこと
機種/ホンマ製作所[HTC-50TX]
炉台/30㎝角石調タイル
炉壁/札幌軟石
役割/補助暖房
使い方/週末に家族で楽しむ
使用期間/11月~4月
メンテナンス/年に1回(自分でまたは専門業者へ依頼)予定
◆薪のこと
ひと冬あたりの使用量/未定
使用樹種/未定
調達方法/未定PLAN
薪は庭に面したウッドデッキへの勝手口から土間に搬入するので、動線が効率的で室内が汚れる心配がない。薪火の熱はLDK全面の吹き抜けを通して2階に伝わる。
owner’s voice
大人の都合でUターンしましたが、この家を建てて、子どもたちが一番喜んでいますね。本当にいい環境で、ストレスが少なくなりました。東京にいた頃は外に出ることが多かったんですが、今は家で過ごすのがとても快適です。DIYも思う存分できるし、畑や庭、BBQなど家で楽しめることがたくさんです。人が集まる家にしたいので、情勢が落ち着いたら、ぜひ仲間たちと薪ストーブを囲んでホームパーティーを開きたいですね。男の子2人なので、もう少し大きくなれば薪を割ったり、薪ストーブを付けたりして、一緒に楽しめると思います。子どもたちが寝た後には、夫婦でお酒を飲みながら薪ストーブの炎を眺める癒やしの時間が取れたらいいなと思っています。(Nさん談)