Mさんご夫妻が新居を検討する際に希望したのは、大人数が集まってもゆとりのある「柱のない40畳の広い和室」。ハウスメーカー数社に問い合わせたものの、木造での実現は難しいと断られ、依頼先を決めかねていた時に知人から紹介されたのがコンクリート住宅に定評のある「ウベハウス東日本」でした。
壁面で建物全体を支えるコンクリート住宅は、柱のない大空間の実現が可能。「早速連絡してみたところ、快諾していただき、本当に嬉しかったです」とご夫妻は大喜び。すぐにウベハウス東日本との家づくりが始まりました。
Mさんご夫妻が希望した40畳の和室は、ウベハウス東日本にとっても一大プロジェクト。「ここまで大きな空間は初めてでした」と佐藤支店長も振り返ります。壁厚や梁を飛ばす鉄筋を通常より太くするなどして工夫を凝らし、柱のない圧倒的な開放感のある大空間を実現させました。
40畳の和室を中心とした1階に対し、2階はご夫妻のプライベートな居住スペース。暮らしの拠点を2階にすべて集約し、上下階はホームエレベーターで行き来ができるので、歳を重ねても階段に苦労することなく、平屋的に暮らせるようになっています。「知人のほとんどが、年齢とともに階段の上り下りがきつくなり、家を手放してマンションなどに移り住んでいます。終の住処として暮らすには、ホームエレベーターは必須です」とMさんは話します。
老後の暮らしを充実させるため、2階にはMさんご夫妻がそれぞれ趣味を楽しむ部屋も設けています。洋服づくりなど、裁縫が好きだという奥さんのアトリエは、窓から川を望む贅沢な景色が魅力。「手紙を書いたり、裁縫をしたり、川を眺めたり。ついつい時間を忘れてしまうほどの居心地の良さです」と奥さんも大満足です。リビングとつながりのあるMさんの部屋には、切手やコインのコレクションが大きな棚にずらり。コレクションを眺めたり、手入れをしたり、穏やかな時間を過ごしています。
また、2人暮らしなので、どこにいても互いの気配が感じられるようにしたかったというMさんご夫妻。2階の建具のほとんどを引き戸にし、常に開け放つことでひとつながりの空間となっています。リビングに差し込む陽の光、思わず深呼吸したくなるような開放感のある広いベランダなど、日々自分たちの新居に愛着が湧いてくると奥さん。
「夢だった40畳の広い和室を叶えることができて本当に嬉しいです。耐震性や、耐朽性など安心感もあり、心穏やかに暮らせる終の住処が完成しました」と笑顔で話すMさんご夫妻でした。