心と身体。健やかな暮らしに欠かせないその両方を家づくりのエッセンスに位置づけている札幌の建築会社、ハニーハウス。前編では、美しさと健康の両立を提案する住まい、その理想をかたちにした北広島市の住宅を例に、同社のインテリアの提案についてご紹介しましたが、今回はその後編。徹底的に健康に配慮してつくられた、新型コロナウイルス対策としても注目の「免疫系住宅」の仕様や性能についてご紹介しましょう。
スーパー遮熱ジオ工法と
きれいな空気が守る家族の暮らし
住まい手の豊かな心を育むのは、個性が光る美しいインテリア空間。そして、家族の安心で健康な暮らしを守るのが、安全で頑強な躯体ときれいな空気をつくる設備や建材です。
ハニーハウスの家は「スーパージオ遮熱工法」を採用しています。スーパージオ工法とは、敷地から取り除いた土の代わりに専用の建材を敷き詰めて地盤を軽くし、建物を支える力を保つ工法。地震でも不同沈下しにくく、液状化にも強いとされます。同社ではこれを北海道仕様にカスタマイズ。遮熱材を施工して、地盤を伝ってくる冬の冷気を大幅にシャットアウトしています。
「健康」がキーワードの同社が最も重視するポイントが、屋内の空気環境です。きれいな空気の要となる換気方法として、熱交換率93%のダクトレス熱交換換気システムを採用。消費電力が低く、年間の電気代は700円を下回ります。エコジョーズを独自に応用した床暖房は、高断熱・高気密と無垢フローリング・タイルなどの素材との相乗効果で、一度暖めると余熱により足元ポカポカが長く保てます。
また揮発した化学物質が室内の空気を汚す可能性のある内装仕上げ材の接着剤には、でんぷん糊にセラミックスを配合させたオリジナル製品を使用。環境ホルモンの除去作用や、屋内にこもりがちな生活臭の消臭効果により、きれいで快適な空気環境を保ちます。
安心で健康な日常のために
電磁波・環境ホルモン対策が
標準仕様の免疫系住宅
新型コロナウイルスの影響で、最近は発酵食品や腸活といった免疫力の向上に関心が高まっていますが、電化製品や電線が発する「低周波電磁波」や、住宅用建材や接着剤などに含まれる「環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)」が人体の免疫力に悪影響を及ぼすことをご存知でしょうか。
実はハニーハウスは、20年ほど前から家づくりにおける電磁波や環境ホルモン対策を考え実践してきた、いわば免疫系住宅のパイオニア的存在。そのきっかけは、土岐さん自身が化学物質過敏症を発症したことでした。住まいと健康について深く考えるようになった土岐さんは以来、化学物質に敏感なご自身が扱っても大丈夫な素材や建材を中心に選んで使い、電磁波の影響にも配慮してプランニングした家づくりにシフトします。
現在は、自社開発した帯電の除去や抗酸化作用のあるセラミック配合の塗料や接着剤、室内の電気の流れをきれいに整えるアーシングなどの、電磁波・環境ホルモン対策が標準仕様。健康な方はもちろん、化学物質過敏症やアレルギーで悩んでいた方からも「安心して快適に暮らせる」という嬉しい声が届くといいます。
美しい住空間を満たすきれいな空気、そして直接は見えないところで住まい手の健康を守る技術と工夫。自らの体験をもとに積み重ねてきた知識と実践が、これからの時代に求められる「美と健康を両立させた住まい」として豊かに花開いています。
前編→HONEY HOUSEの『エレガントなインテリア空間の提案』がすごい!
ハニーハウスでは、新しい生活様式のためにオンライン窓口を開設しました。詳細は下記URLのサイトをご覧ください。
ハニーハウス オンライン窓口▶ https://www.replan.ne.jp/clp/honeyhouse
北広島市・Sさん宅 スライドムービー
\2023/1/25発売!「北海道の工務店と建てる。」2023年版/
家づくりを始める際に重要となるのがパートナー選び。自分に合ったパートナーにたどり着くためには、まず、どのような選択肢があるかを知ることが重要です。
大きな住宅展示場にモデルハウスを持ち、多数のメディアで大々的に広告している大手ハウスメーカーに比べ、地域の「工務店」は、興味はあってもなかなかその実情を把握しにくいのが現状です。
そこで今回は、それぞれに特徴や強みの異なる工務店との家づくりをご紹介。工務店をパートナーに選んで建てた実例と住まい手の声を通じ、その魅力を紐解きます。
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