地域に根差した家づくりに励み続けて約50年。道東ハウス工業は、一年中快適な室内温度が保てる住宅性能と、自然素材を多く使い、環境と健康に配慮した住まいを提案しています。平成25年には「札幌版次世代住宅基準」の最高等級となるトップランナー(UA値0.18以下、C値0.5以下、一次エネルギー消費量35%以下)をクリアした住まいを建てるなど、高断熱・高気密の住まいづくりには定評があります。
高い住宅性能を追求し続ける同社の最新モデルハウスが「パッシブ換気の家」。機械を使わず、室内の暖かく軽い空気の流れを利用し、その流れをコントロールして十分な換気量を確保するパッシブ換気の基本となるのは、高い住宅性能です。面で400㎜の壁厚で高断熱を保ち、ツーバイ工法+独自のファイヤーストップ材を使い躯体の中の風通りを遮断して高気密を保ちます。さらに、しっかりとした基礎断熱が土台となり、床下から吸気。室内の空気は、仕切りや床ガラリなどで上昇や下降の流れがつくられ、オガファーザーというウッドチップと再生紙からできた紙クロスが調湿性を発揮し、家全体が呼吸をしているような爽やかさに包まれます。
また、自然光で明るいことも重要です。日射取得型のFIX窓などを立地や周辺環境に合わせて効果的に設置することで、日中は太陽の光が家中を隅々まで明るく照らします。冬はぽかぽかと包まれるような、自然な暖かさで過ごすことができ、夏は外を流れるさわやかな風を取り入れ、不自然な冷えを感じることはありません。またこのモデルでは、太陽光をふんだんに取り込むパッシブデザインを採用。日射取得型のFIX窓から、太陽の光が家中を明るく照らします。外壁には太陽熱を暖房エネルギに利用できるソーラーウォーマー(集熱パネル)も設置されています。
さらに、揮発性有機化合物(VOC)の排出を減らし、天井は無垢材の羽目板張り、内壁はオガファーザーというウッドチップと再生紙からできた調湿性のあるドイツ製の紙クロスを使用することで、より健康的な暮らしを提案しています。加えて、住む人が愛着を持ってメンテナンスできるように心がけています。パッシブ換気の要ともいえる床下は、腰を落として入れるほどの高さを確保し、気軽に掃除できることで、吸気される空気の清潔さを保てます。
太陽や風などの自然エネルギーを有効利用できるパッシブ換気の家の構造は、暮らしの動線や間取りを犠牲にせず、暖房費のコストダウンができる経済的な面と、ダニやカビの発生を抑える健康的な効果も期待でき、多様な世代が長く安心して暮らせる住まいです。