子どものためにも家を建てようと、Sさんご夫妻が家づくりを本格的に考え、土地探しを始めたのは2、3年前のことでした。通勤のことを考えると郊外は難しいけれど、自然を感じられる環境での暮らしに憧れていたご夫妻の目に留まった土地は、公園に面した台形のような変形敷地でした。
周辺環境は理想的だけれど、土地の形が気になっていたというご夫妻が、ほどなくして出会ったのが藤井工務店です。「住宅雑誌に掲載されていた事例の雰囲気がとても好みで、事務所を訪問したところ、藤井さんの自宅を見学させてくれたんです」とご主人は振り返ります。
自然素材をふんだんに使用し、木のぬくもりが感じられる佇まいにすっかり魅せられたSさんご夫妻は、気になっている土地が変形地ということを伝えました。その時の「それは楽しそうですね!」という藤井さんの頼もしく、期待が膨らむ一言が一番の決め手だったといいます。その言葉は、土地に対する不安を「どんな家になるのだろう」という楽しみに変えてくれたのです。
カラマツの外壁が景色に馴染むSさん宅は、豊かな緑や大きい公園に囲まれています。適所に窓が配置され、自然豊かなロケーションを存分に楽しめるようになっています。遠くの川まで望める窓の向こうに広がる景色は、ここが街中であることを忘れさせてくれる存在です。「土地の形状に合わせて、ちょうど緑が望める北側の壁が斜めになっています。斜めを生かした造作が随所にあってとても楽しいんです」とSさんの笑顔が広がりました。